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ふら~っと日記♭

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舞台、『八犬伝』を観ました

舞台、『八犬伝』を観ました
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4月4日
シアター・ドラマシティ
6時30分開演

舞台、『八犬伝』を観ました_d0226588_2023142.jpg


犬塚信乃  阿部サダヲ
犬川荘助(額蔵)  瀬戸康史
犬山道節  津田寛治
犬坂毛野  中村倫也
犬村大角(角太郎)  近藤公園
犬飼現八  尾上寛之
犬江新兵衛(大八)  太賀
犬田小文吾  辰巳智秋
浜路    二階堂ふみ
丶大法師(金碗大輔)  田辺誠一
網乾左母二郎/里見義実  増沢望
番作/大塚蟇六/陣代・新織  佐藤誓
大塚亀篠/雛衣/伏姫  内田慈
軍木五倍二  前田悟
赤岩一角  横山一敏
簸上宮六  河原雅彦


阿部サダヲ、瀬戸康史、田辺誠一・・・こんな豪華な顔ぶれの上にキャストは男性ばかり(女性は2人だけ)で殺陣があるという舞台を見逃すわけには行かないっ!!世の中のイケメンを追い求めている私のための舞台だ!などと勝手に舞い上がって、チケットも早々に確保して楽しみにしていたこの舞台。
期待通り、いや、それ以上に面白く、カッコよく、そして少し悲しい舞台でした。
2時間半近く(休憩を入れると3時間弱)の時間がとても短く感じて、もっとこの世界にひたっていたいと思わせる作品でした。

原作は有名な滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』(私はちゃんと読んだごことがないけど(^^;))。
これまでに、たくさんの映画、ドラマ、アニメにされていて、作品ごとに登場人物の誰にスポットをあてるか、そして脚色の仕方も色々なんですよね。
で、今回は阿部さん演じる信乃を中心に話が進んでいくわけなんですが・・・・。


その阿部さん。舞台に登場してすぐにコミカルな演技で笑いを誘い、「あ~これぞ、阿部ワールド。阿部の間(ま)」だなぁと感じさせてくれます。
ただ、最初の方、台詞の噛みが多くて、大丈夫かな?と。
それにセットの障子がうまく閉まらないという小さなハプニングもあって、これは大阪初日だからなの?!なんて小さなことを気にしていましたが、そんなのも直ぐに忘れさせるような阿部さんの熱い芝居にやられました。
あの小柄な体から放たれるエネルギーは何でしょう!?目が離せません!!


舞台上で生演奏される和太鼓が音響として、演出として凄く良かったです。
叩いているお兄さんのガタイも凄く良かったです(見てるのは、そこかいっ)。
信乃&現八が和太鼓を叩くサービス演出あり!!
殺陣のシーンや盛り上がるシーンで鳴る和太鼓の音が迫力と臨場感をもたらして、ゾクゾクしました。
ラストシーンで阿部さん演じる信乃が「ゾクゾクするぜ、村雨ぇ!!」って叫ぶシーンがあるんですけど、私は阿部さん&田辺さんの殺陣、そして和太鼓の音にゾクゾクしましたよ。
もう、「ゾクゾクするぜ、サダヲぉ!!」って叫びたいくらいに。

殺陣&和太鼓のコラボ、最高です049.gif
普通に和太鼓の公演を聴きに行きたくなるくらいに今回で好きになりました。


演出で言うと、八犬士の光る「」に感動\(◎o◎)/  
ただ、上から吊られていると言ったらそれまでなんですけど、その微妙な動きや配置がこれぞ「八犬伝」というか、私のイメージとピッタリで感動した次第です。はい。027.gif

あと、大好きな殺陣のことを言うと、私は隠れ渥美博ファンなので(知らないって?)、渥美さんの殺陣と比べると少し物足りなかったかな、と。
渥美さんの殺陣が「静と動」とするなら今回の舞台は「動と動」って感じでしょうか。
「殺陣」と書くよりも「チャンバラ」とカタカナで書く方がシックリするみたいな。動きと言うか勢いを感じました。そういうのも好きではあるんですけど、「静」の部分がもう少し欲しかったな。(以上、私見です)


そう言えば、名刀村雨。
信乃が村雨を返上するために足利成氏のもとへ向かうというところから話は始まったのに、いつの間にかその存在を忘れていて・・・。
ラストの戦いのシーンで再び出てきた村雨。信乃の「忘れていた」という台詞が、私が思っていたことと同じだったので笑ってしまいました。



阿部さん以外のキャストについて
ネタばれしていますので、ご注意くださいm(_ _)m

瀬戸康史さん
犬川荘助の役。
信乃の台詞にあるように「イイところ」をもっていく役でしたね。
死にかけた信乃を助けるのも荘助。
ラストシーンで遅れて登場。しかも村雨を持っての登場するのも荘助。男前すぎるでしょ!
あと、瀬戸くんの顔の小ささに驚いた。瀬戸くんが舞台手前にいるのに、奥にいる人と変わらない・・・。
遠近法って何ぃ~~~(@_@)?!

津田寛治さん
犬山道節の役。
山伏のような衣装がよく似合っていました。
静かだけど、どこか熱いところのある道節。最初はアブナイ人かと思いましたが・・・・(笑)。
生き残りましたね^^

中村倫也さん
犬坂毛野の役。
女装が妖艶でした。中村くんの動きがエロい!!^^
そして、アブナイ男は道節ではなくこの人でした。
一族が滅ぼされ、生きるために女装の道を歩むことになった毛野。
時代に翻弄され、人のエゴに翻弄された哀しい役だと思いました。
でも、裏切りは良くない!!毛野よ、悪いなら最初から悪に徹しなさい!! ってね。

近藤公園さん
犬村大角の役。
殺陣姿がきれいでした。
妻を信じられなかった哀しい男。 の役。

尾上寛之さん
犬飼現八の役。
信乃とのコンビがコミカルでした。
和太鼓を叩く姿がカッコ良かった。動きが軽い!!

太賀さん
犬江新兵衛の役。
犬士に目覚めた途端、キャラが変わりました?
意外と重要な役かも。


辰巳智秋さん
犬田小文吾の役。
汚いナマ尻のご披露をありがとうございます^^
毛野に誘惑されて、まさか、まさかの最期にビックリよ!!

二階堂ふみさん
浜路の役。
後半、豹変してからの演技には圧巻させられるものが。
まだ、18歳なんですね。・・・・恐るべし。

田辺誠一さん
丶大法師の役。
途中に説明しよう!的な長い台詞があるんですけど、なんかそれが危なっかしいの(^^;)
滑舌のせいでしょうかね。噛みそうで・・・(噛みませんでしたが)。
本当に説明になってた(笑)。
でも、カッコいい!八犬士の1人だったらもっと良かったのに。。。


そして、そして、今回の舞台でも新たにイケメンを発見しました(これが言いたかったの~~(^^♪))
誰でしょう?誰でしょう?

ジャジャ~ン。
増沢望さんです!!
そう、あの救いようのない悪い男、網乾左母二郎を演じられていました。
また、ダメ男に惚れてしまった~(実生活のことではないです)。

でもね、憎いほどにセクシーなのです。悪い顔もセクシー。浪人の格好もセクシー。
熱く演じれば演じるほど素敵です016.gif
これからご覧になる方には是非、注目してもらいたいです。
惚れますゼ049.gif
by taketanchi | 2013-04-07 21:16 | 舞台・ミュージカル